両建て日記:両建ては無意味?
今回はいつもと逆に反対意見を吟味してみようかなと思います。良いところばかり見ていてはどんなことでも足元をすくわれかねないからです。
よく目にするのは「両建ては無意味、無駄遣いだ」という意見。これはどういうことなのでしょうか?そんな意見にもちゃんと意味があるんです。
同一商品、同一限月、同枚数の売り玉と買い玉とを建てることを両建てと言いますが、買い玉(売り玉)の損勘定が大きくなって、これ以上損にならないために売建玉(買建玉)をするという行為が全くの無意味であるというのです。
両建てをしたその瞬間に損益は確定しています。たとえば損勘定の状態で両建てをしたら、その時点でその損勘定の分の損失が確定しているんです。これはつまり決済または損きりしたのと同じ行為になります。
手数料は一般的に考えて2倍かかっている計算になりますから、通常の決済や損きりよりもお金がかかっていることになります。だから無意味で無駄遣いであるという意見。
商品取引員が両建てをすすめることを法律で禁止されている訳はここに関わってきているそうです。手数料が2倍儲かるという理由や、損切りの決済をして建玉がなくなったら、残金を出金してそのまま取り引きをやめてしまうのを抑制する理由などで両建てをすすめたがる取引員が後を絶たないためとも言われています。
もちろん上記にあげた意見は一部の人が上げている反対意見に過ぎません。でも取引をする上で決して無視してはいけないリスクの一部だと思っています。
過去に上げたメリットだってちゃんと存在するんですから、リスクも存在するということを理解し、把握することで回避できるのです。安全にことを運ぶ為にも、利点も欠点も知っていきましょう。



